バンダ・トリカラー
いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、ジャワで出会った植物について書きます。
バンダ・トリカラーです。
私は、ジャワに行くと、いつも訪れるムラピ山中腹の村があります。
ひとつは、中部ジャワ州マグラン県側のSumber村にあるTutup Ngisorという村落、もうひとつは中部ジャワ州クラテン県側のSidorejo村のDeles Indahです。私の大好きな村々で、家族のように思える方々が住んでいます。
彼らの生きざま、そして自然に対する態度には、学ぶことがたくさんあります。ムラピ山は、4~7年に一度噴火することが多い、世界でも有数の火山。容赦なく噴火する山で被害も多いですが、彼らは、その自然と調和し、感謝しながら生きています。
今回、両方の村で目に付いたのが、蘭の一種、バンダ・トリカラーです。
ちょうど咲くシーズンだったのでしょうか。
Tutup Ngisorでは、バンダ・トリカラーは、生えている木に着生させて、育てられていました。それも、かなり高い位置に。
ジャワには、四季がなく、雨季と乾季のみで、山なので涼しめですが、基本的に、年中暑いので、こうして、木に張り付けて育てられるのは、うらやましいです。本来は、こういう姿なのですね。生き生きとしています。
バンダ・トリカラーは、ジャワの標高700メートル以上の山に自生している蘭だそう。ここの村は、そこまで標高は高くなく、確か400mぐらいの地点だと思います。
そして、こちらはDeles Indahのバンダ・トリカラー。Deles Indahは、標高1000m地点にあります。最近、かなり涼しい日が続いて、朝方の気温が10度まで下がることもあったそう。でもこの欄は元気に咲いていました。
こちらは、細かくした木を貼り付けた大きな塊や、岩に着生して育てていました。
環境が合うのか、たくさん増えていましたよ。
種も付けていました。
やはり、その土地に自生している植物は、自然で美しいですね。
癒されます。
バンダは育てたことがないのですが、ちょっと興味が湧いてきました。もっとも、日本で育てるには工夫が必要ですが、そこが面白いかも。植物にとっては、もしかしたら迷惑かもしれませんけどね。でも、すべてを受け入れて、愛情をかけるだけ、育ってくれるような気がします。
読んでくださってありがとうございます。
あなたにとって素敵な一日となりますように。