ムラピ山の植物(Deles indahにて)(1)
いつも読んでくださってありがとうございます。
ここのところ、ずっと雨ですね。何日も、太陽の顔を見ていないような気がします。
家でも、あまり雨に濡らしたくない植物は、雨があたらないところに移動させました。
さて、今日は、8月に訪れたジャワで出会った植物の紹介です。
8月18日に、ムラピ山ろくの友人の家を訪問した時のことです。
この村は、中部ジャワ州クラテン県クマラン郡にあるシドレジョ村です。シドレジョ村はかなり広いのですが、私の友人は、Deles indahと呼ばれる辺りに住んでいます。標高1000mほどの地点で、涼しいです。今年の8月は特に涼しく、朝方は10度に下がるという、普段ではありえない気温を記録しました。
この村は、とにかく、何を食べてもおいしいです。ムラピ火山の豊かな恵みを受けて、おいしい野菜が採れます。今回は、乾季だったこともあり、また、最近のコーヒーブームで、コーヒー栽培と出荷の方に、重点をシフトしたこともあり、私の友人宅では、野菜は作っていませんでした。家の前で、少しトマトやニンジンを栽培していた程度。でも、彼は、社会活動家でもあり、意識が高いため、普段からオーガニック栽培をしています。ここの野菜は、腐りにくくて長持ちするということで、評判のようです。
余談ですが、私の友人は、このあたりの、防災活動のリーダーです。彼とその仲間たちのおかげで、この辺りの災害に対する準備体制は、日本の防災専門家も敬服するほど、整っています。
私の友人の家からは、天気が良ければ、ムラピ山頂の火口の割れ目がぱっくりと見えます。恐ろしい火山でもありますが、非常に美しいです。
以下は2015年の写真です。
この火口は2010年の大噴火の時にできたもの。
いまのところ、火口が反対側を向いているため、今後80年ぐらいは、この村の方に、火砕流や土石流が流れてくることはないようですが、焼けた火山灰などは、たくさん飛んでくるようです。
ちなみに、今回取った写真はこんな感じ。雲が多かったのですが、少し雲が切れた時にパチリ。
火口辺りから、白い噴煙が上がっているのが見えますね。いま、実は少し噴火中なのです。
違う方向からのムラピ山の写真は、別のブログに載せているので、良かったら見てくださいね。
ムラピ山とムルバブ山の素晴らしい景色 - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~
さて、余談はこれくらいにして、今回見かけた植物をご紹介しますね。
まず、家の前には、Terong Belanda。Terongはナス、Belandaはオランダという意味ですが、ナスとは全然違います。甘酸っぱい感じ。
スマトラでは、たくさん見かけましたけど、ジャワではあまり見かけないです。
収穫してくれました。
かじってみるとこんな感じです。
そして、家の前では、トマトを無農薬栽培していました。黒い袋で育てていますね。
トマトを収穫してくれました。
これがとってもおいしいのです。
以前、このブログでご紹介したバンダ・トリカラーがあるのも、この家です。
家から出て、坂を上の方に登り、景勝地に行くことにしました。
途中には、ランタナの花が咲いていました。ここでは、有害植物だそう。
道端には、名前の知らない花も
パリジョトという名前の木。
なんか、有用植物だったはずですが、何だったか忘れました。
そして、分かりにくいでしょうが、タバコです。
ちょうど、葉を収穫したばかりのようで、茎ばかりがぼこぼこ出ています。
ちなみに、たばこの葉は、こんな風に干されていました。
バナナも実っていました。
南国ですね~。植物のエネルギーが違うような気がします。
この後、坂を上っていくと、まだ、いろいろな植物があるのですが、長くなるので、また別の機会に書きますね。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。