羽田空港での植物検疫
いつも読んでくださってありがとうございます。
さて、ジャワで忙しすぎて、ブログの更新がなかなかできませんでした。ジャワの植物については、またおいおい紹介させていただきますね。
実は今朝帰国したのですが、ジャワから植物を持ち帰りました。お友達が、植物組織培養で、密閉した瓶の中で育てられた小さなウツボカズラを何種類かくれたのです。どうも、ボゴールにある政府機関が持っている植物園で生産されたもので、組織培養で密閉した環境で育てられたものだという証明書も、後で郵送で送ってきてくれたので、日本に持ち帰れるかやってみることにしたのです。
ちなみに、そこでは、ウツボカズラだけでなく、様々な蘭も、同じように販売されているそう。私が住んでいたスラカルタの近所の園芸店でも、ボトル入りの蘭の苗が売られていたので、このような方法は結構一般的なのかもしれませんね。
証明書はこれ
羽田空港に到着した後、預けた荷物を受け取り、植物検疫カウンターへ。実は以前、アメリカに住んでいる時に飼い犬を日本に連れてきたことがあり、動物検疫はしたことがあったのですが、植物検疫は、記憶にないので、初めてだと思います。
インドネシアでいただいた証明書と、植物をカウンターで見せ、申請書に、ひとつひとつ名前を書きました。ちなみに今回持って帰ってきたものは、3種類。
検疫官の女性がいろいろ調べてくれました。輸入には問題ないけど、実は、インドネシアの空港かどこかでの、植物検疫証明書が必要だということがわかりました。
また、一本の瓶には、カビが生えていて、それも問題に。たぶん、組織培養するときに、カビの胞子も入ってしまったのだろうということ。
ただ、カビも問題があるようなカビではなさそうだし、趣味の範囲の輸入ということで、無事、植物検疫は通りました。
このように密閉された瓶に入って組織培養されたような植物は、ワシントン条約で取引が禁止されているもの以外、問題になることは少ないとのこと。
植物検疫所で、スタンプを押した紙を、植物の入っていた箱に貼り付けてもらい、これが輸入できる植物かは、税関職員の判断だから、税関の職員に聞いてくれと言われました。
全部の荷物とともに税関ゲートへ行き、植物検疫を受けてきたことを伝えると、税関職員は、中身をチェックもせずに通してくれました。なんだったのかな?植物検疫職員は、通すかは税関職員の判断と言い、税関職員は、植物検疫が通っていれば、全て大丈夫といった態度でしたけど。人にもよるのかもしれないし、他に何を持ち込んでいるのかにもよるのかもしれませんね。
でも、良かった!
なかなか得難い経験でした。
これで、第一関門は突破。あとは、無事に育てられるよう努めるのみ。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な1日となりますように。